保険薬局とご利用者とのコミュニティー創り

薬局をご利用されている方、そして、近隣にお住まいの方々へ喜んでもらえる企画の立案。

 

 

「かかりつけ薬局」を持ちましょう! と言われ始めてから数年が経ちますが(保険)薬局では、未だに利用者等とのコミュニケーション作りに苦慮しているのが実状です。

 

コミュニケーションとは、正直、難しいものです。一方的に人間関係を構築したくても恋愛と同じように相手が居ることです、嫌われるかもしれません。

 

お薬と言う媒体を使ってお話がスムースに進めば良いのですが、あながち、そうでもありません。
その方に関する総合的な情報を出来るだけ把握した中で本当の意味での薬局の本領が発揮できるのかと思います。

 

それでは、どのように「人間関係を構築」していけばいいのでしょうか?

 

 

 

私たちは、地場産品などを利用しての「きっかけ作り」を提案しました。

 

弊社がサイト制作でお世話になっている食品メーカーや小売店等にお声掛けをして(保険)薬局への販路を小ロットで展開できないかと参加を呼びかけたところ、双方のニーズが結び付き、実現することができました。

 

 

 

薬局待合室に地場産品(情報)を少しずつ散りばめた素敵空間を目指す。

さて、少し実行までのプロセスを見ていきましょう。

 

 

はじめに(保険)薬局にとって問題視された点を挙げてみます。

①仕入れロットが大きくないの? 在庫をあまり抱えたくない。
②新しいことを取り入れる事で”大変”にならない?

そこで、上に挙げた問題点について対応策を検討しました。

 

 

①ロットは、核家族が無理なく消費(あるいは、利用)できる単位を仕入れ業者に協力して頂きました。また、使用期限などの兼ね合いでデットストックになりやすい商品に関しては、受注発注形式を採用し、弊社で店舗用ポスターを作成して情報を発信しています。

 

②”大変”さを集約すると「流通の煩わしさ」と「商品知識の確立」に負担を感じていることが分かりました。店頭以外の販売で運送会社を利用する場合、無料ソフトなどを駆使してマニュアル化を進め、「商品知識」においては、仕入れ業者にお願いして商品早わかり資料を頂き、閲覧だけではなく社内SNSを利用しスマホなどからも見れるようにしました。

 

実店舗におけるサービス向上、強いてはコミュニティーの構築は、ECビジネスに置き換えて考えてみた時に気付くことが多々あるように感じられます。

 

ECビジネスは海に浮かぶ氷山に似ています。一般の人からはインターネット上のECサイトだけしか見えていませんが、海には見えない海面下に、商品の仕入れ、出荷業務、代金回収など、検討が必要な重要事項が沢山あります。実店舗においてのサービス向上も問題はバックヤードの作業が鍵となります。


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